【美容師の東洋医学】きっかけ編
ヘアメイクの私がスキンケアや食事、体の事をよりお伝えしていこうと思ったきっかけをご紹介しようと思います。
5年ほど前から興味を持ち、勉強しているのが
【東洋医学】
の理論や考え方です。
なぜヘアメイクの私が医学なのか。というところですが、実体験に基づきます。
私は3兄弟の2番目。姉と弟は医療関係のお仕事についています。
高校までは同じ県立の進学校に通っていたのに二人は医療系の大学・私は美容専門学校へ。
しかも美容の仕事をするか、調理師になるか、服飾の勉強をするかをあみだくじで決めた私。
次女っぽいと良く言われます。
それはいいとして。
とりあえず医療従事者があまりにも近くにいて、勉強するにはハードルが高そう…という入り口のハードルが勝手に低かったのもあります。
話は戻り。
健康優良児の私はありがたいことに過去一度も大きな怪我も病気も患った事もなく、風邪も数年に一度くらいしかかからないので、病院や薬などにお世話になった経験も殆どありません。
ちょっとの体調不良も基本的に休めば治る、の自己治癒力に完全に頼っていました。
自分の体力を過信しているところもあったので無理もしました。
20代後半。
ハワイに出向していた頃は、嬉しいことにお客様の予約が絶えずあり、朝5、6時から夜20時頃までヘアメイクの現場を分単位で移動し、を休みなく何ヶ月も続けていました。
お客様から指名があるのが嬉しく、私を必要としている花嫁様の力になりたくて、指名を断らず休まずに働く。リゾート地にて無休でもモチベーションが上がるばかりで、毎日充実して過ごしていました。
上がる上がるプロ意識の中、教わったわけでもなく一人で勝手に身についた日々のルーティン。
落ち着いた状態でメイクインする為、現場のホテルへは必ず1時間前から待機。5時にヘアメイクスタートの時でも変わらず朝4時に。
どんなに朝が早くてもアプローチの一つとして、自身のヘアアレンジ、メイクアップも丁寧に仕上げ、シワのない洋服を着るためにシャツにアイロンをかけて支度。
結果ほぼ深夜3時に起床する日々。
帰宅後はメイクボックスを隅々まで清掃。道具はピカピカにして次の花嫁様へ。
食べるのもめんどくさいからテキトーなアメリカンジャンクを胃に詰め込んで、シャワーだけして就寝。
それでも人間ですから、疲れが溜まれば寝過ごす事も心配…
だから部屋の電気は毎日つけっぱなし、窓は全開で深く寝過ぎない様にしていました。
おかげでどんなに早くても遅刻知らずです。仕事の信頼はバッチリでした。
今書き綴り、改めて考えると酷い生活!よくそんな状態を保ってたと逆に称賛です。
ですけど、もちろんしわ寄せが来ていたのが身体でした。
風邪でも無いけど、なんか具合が悪い、だるい、節々が謎の痛み、足の裏に力が入らない
午前半休の日は起きたくなく、無気力感。
人と話すのもめんどくさい程に脱力してる物だから、人懐っこくスーパーで話しかけてくるハワイアンも軽くスルー。
でも健康な人って、
【熱がない、体は動く=病気ではない】
という方多いと思います。
まさにそんな状態で過ごしてました。
充実してるのにある日急に【あー日本帰りたい】って何故かふと思ったので、母に電話。
軽くハワイでの日々の話をしていたら、母から勧められたのは
【日本に一時帰国のタイミングで東洋医学の先生に診てもらったらいいよ】
との事。
初めての単語によくわからなかったけど、よくわからない不調で好きなヘアメイクが出来ないならまぁ行ってみようかな。位の軽い気持ちで予約しといてーって感じでした。
とりあえず藁にもすがる思い。何されるかよくわからないけど。
私の母はすごいなってよく思うのですが、子育てをしながら常に勉強をしていました。
看護、介護福祉士、中国語、太極拳、東洋医学、、その他も。
しかも資格とかも取ってるし。
継続して勉強している母の東洋医学の先生の診療所に行くことになりました。
東洋医学の先生の診療所では、針やお灸、ツボや経絡を刺激する施術を受けました。
その日は帰宅後、お昼からぐっすり深い眠りに連れていかれ、驚くほどよく寝れました。
ヘアメイクの時間以外に起こる、足の力の入らない重だるさや体のぐったり感はすっかりなくなってました。
施術のおかげも勿論だけど、教えてもらった東洋医学の理論的なものが印象深かったです。
【未病】という言葉がよく使われるのですが、【病気に向かう状態】との事なのです。
自覚症状はあるが検査では異常がない様な体の不調の根源を探し、食事や身体本来の力で治療をしていくのが東洋医学。
薬膳料理とか漢方とかもそれ。
病院で具合に合わせて薬を出されたり、切ったり手術して、の西洋医学に対して
体のことを突き止め、病気になる前の治療や、整え方をするこのナチュラルな考えに感銘を受けたのです。
現に私の体調不良は休息不足や深夜に思い切り明るい部屋で寝た気にもならない生活の乱れの自律神経のバランスが悪い、からくるもので、大きな病院に行っても何も治療法はなかったと思います。
私の体は東洋医学で救われました。
勿論、ハワイに戻ったら変わらず自分を酷使するので、半年に一回ほどの帰国時にメンテナンスがてらに診療所に通い続け、日本に戻ってきた今も頻度はバラつきあるものの異変が続く時は通っています。
いくらお化粧か髪の毛を綺麗にしたり、華やかにして自信が持てても、体が健康じゃないと何も出来ないし、活力が湧かない。
実体験があるからこそ、健康は美容に直結するし、この微妙に言葉にしづらい美意識的感覚を多くの女性に伝えられたらと思ったのも、ブログを始めた理由にもなります。
私が主に学んでいるのは東洋医学の基本的な知識から、主に薬膳。
言葉が難しく思いやすいけど、掘り下げると日々の食事に活きる知識が多いんですよ。
食事ってすごく大切だし、幸せになる要素だと思うのです。
その習慣をしているだけで肌のためや、体の不調にちょっと効く、ってすごく丁寧ですよね。
ヘアメイクらしく、美容に効果のある知識やレシピを紹介したいと思ってます。
⬆️この食材さんたちも東洋医学の理にかなった役割があるんですよ!
また紹介しますね!
まずは、自分。
まずは、体の声を聞くこと。
元気な時も、ちょっとやる気ない時も、含めて、自分を大事にできる様な美しい人が世の中にもっともっと増えます様に!
ということで長々と!
またね〜
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